ホームページ作成会社についての意見

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いくら階層が増えてもかまわないという空間をつくるために、JUNETは完全に無制限の階層的な名前構造をつくることができるようにしたのです。
それがいまのインターネットで目にするような、階層的な名前構造のたぷん世界最初の運用例だったと思います。
アメリカでもだんだんに階層的な名前空間へと動いていきました。
カリフォルニア大学のインターネットの空間バークレー校でつくられた「4・2BSD」というUNIXのなかに、いまインターネットで用いられている名前を処理するシステムができてきました。
このUNIXの広まりとともに、階層的な名前が米国のネットワークでも使われるようになりました。
そのときに、組織の種類によっていちばん上位の名前を分類することが考えられ、大学なら「.edu」そういった三文字を「.arpa」のかわりに使うようになりました。
しかしこのときでも、ネットワークが世界に広がっていくということは、まったく考えていなかったのです。
これがやがて、JUNETとCSネットを結んで世界のネットワークをつなごうとしたときに問題になりました。
このとき、ISO(国際標準化機構)が定めた3166という規格を使おうということになりました。
ISOの3166は、国識別のコードを決めたもので、各国に番号をつける体系と、アルファベット三文字の体系と、二文字の体系、あわせて三種類が定義されています。
たとえば日本は三文字では、「JPN」で、これはオリンピックなどでおなじみでしょう。
二文字はそれに比べればあまり知られていないかもしれませんが「JP」です。
この「三文字」の規格を使うと、アメリカが勝手に決めた最上位の三文字とまぎらわしいので、「二文字」の方を使おうと決めました。
このように「二文字」にすることになったのは、アメリカが三文字を使っていたからです。
一方、二文字で国名を表そうと決めて、「.jpLとか「.krL「.au」などとしていったのですが、イギリスでは以前からネットワーク関係者が「・uk」としていました、これは3166では本当は「.gb」とすべきところなのですが、そのままということになりました。
このように、インターネットの識別子は、実は3166とのあいだに多くの矛盾をもっています。
3166に準拠することを決めたあとでインターネットに加わった国は、きちんと守っているのですが、このばらばらさ加減は、そもそもインターネットが、ネットワーク単位でものを考えるために、あまり「国」という概念を重視してこなかったことのひとつの現れでもあります。
インターネットの空間日本での組織の区別このように、日本では国名として「Lp」を使うことにしたので、それまで使っていた「.TnetLを全部「.jp」に変えました。
ところがそのときにもう少し工夫しようと考えたのです。
というのは「.jp」だけだと、その次がいきなり個別の名前になってしまう。
これは実際上は不都合を招きます。
たとえば慶応義塾大学も、京王百貨店もいずれも「kei.jp」としたいと考えるでしょうか、どちらかひとつしか許されないことになる。
最上位の識別子が一つだけでは、こういう不便なことが起こるわけです。
そこで、同じ名前であっても、組織の種類が違う場合には、それぞれで使えたほうがよいのではないかと考え、個別の名前と「jp」とのあいだにもう一個、組織の性格による分類をいれることにしました。
つまり二つのレベルの識別子で置き換えたのです。
たとえば文部省の管理していない大学校―防衛大学校とか航空大学校―はどうするのか、あるいは民営化することが決まっていた電電公社をどうするのか。
電電公社の場合、民営化が決まっているのだから「.g。」とするわけにもいかず、かといって日本でトップレベルの「通信研究所」を擁しているだけに普通の「,CO」にも抵抗感があり、かといっていくらなんでも「.ac」というわけにもいくまい……とコンセンサスがとれず、結局米国との関係から使っていた「ntt.jp」という例外的な形となりました。
このように、いまインターネットに接するときに「つけ方がおかしいな」と思うような名前に気づく方もあるかもしれませんが、それはこういった歴史的な事情によるのです。
少し、名前の話が長くなってしまいましたが、ここで重要なことは、名前の空間はそういったいくつかの事情のなかでできていること、もうひとつは例外がいくつかあっても、それを強制的に補正していない―しようとしてもできなかったのですが―ことです。
これはインターネットが従来の、国際標準にのっとった強制力のある通信システムとは、まるで違う発展の仕方をしていることを象徴的にあらわしています。
この名前の不整合に関してはアメリカもNTTも、たいへん悩んでいます。
これは合理的インターネットの空間に改めたいが、コストがたいへんかかるので、当面はそのままで運用していこうということです。
ある問題をとりあえずおいたままで次の間題の解決にいく、というのがインターネットの技術の特徴だと、前の章の最後でふれたとおりです。
もちろん整合的に統―されるのは気持ちがよいし、公平でもありますが、とにかく稼動することのほうが重要だという、インターネットの哲学がここにも現れているのです。
インターネット・アドレスとネームこのようにして階層的な名前による空間ができてきたのですが、コンピュータ同士は、この名前がどのコンピュータに付けられたものかを知り、そのコンピュータがどこにあるかを発見しなければなりません。
このネットワーク上の位置に基づいたコンピュータ識別のために、インターネットではアドレスを用いています。
これをインターネット・アドレス、または、IPアドレスと呼びます。
IPアドレスは、三二ビットのアドレス空間をもっています。
わかりやすく言うと、二進法で三二ケタの数字をつけることによって、識別しようという仕組みなのです。
この数字は、ネットワークにつながっているコンピュータの―台一台に、具体的にはコンピュータのなかにあるインターフェイスに与えられているのです。
2進法で三二ケタは、われわれになじみの深い「バイト(通常八ビット=八ケタの2進数)」の単位が四つ集まった大きさです。
そこで、三二ケタもの2進数を使うのはたいへんなので、この四つのバイトを「・」でつないで表現することになっています。
たとえば、「-∽い.P望.舎などと表現されています。
インターネットのソフトウェアの設定などの際に見られるのは、これらの数字です。
この数字をもったコンピュータ(正確にはコンピュータのインターフェイス)は、世界で一つしかありません。
そうするとインターネットの世界は二つの空間でできていることがわかります。
すなわち先ほど紹介した階層的な名前の空間と、ここで述べたアドレスの空間です。
したがって、インターネットを運用する際には、この二つの空間を結びつける―簡単にいえば、名前と「.アドレスを対応させる1仕組みが必要になります。
この二つを結びつける機能を名前サービスといいます。
この名前サービスは、地球上全体をカバーする大きな分散型データベースともいえます。
インターネットの空間世界のどこかで新しいネットワークがインターネットに接続されたり、インターネットにつながるコンピュータが―台でも増えるごとに、更新されなければならないし、そのことを知りたい世界中のコンピュータに正しい答えを返さなくてはなりません。

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